申込み方法別注意点

●申込み方法別で見る用意する書類と与信限度額の違い 学生ローンでは店舗に出向いて直接店頭で契約する方法と、電話やインターネットを通じて来店せずに借りる方法があります。 前者を「店頭申し込み」又は、単に「来店」といい、後者を「振り込みローン」または「振り込みキャッシング」と呼んでいます。 振り込みローンの初期は、「テレフォンキャッシング」や「テレフォンローン」と呼ばれており、いつしか「テレロン」と略して呼ばれるようになっています。 とはいっても一部の業界内の話ですが… 来店とテレロンでは用意する書類と限度額上限に差が生まれます。 当然、テレロンの方が審査も厳しく用意するものも多くなるわけです。 例えば、来店なら学生証と免許証か保険証があればそれだけで借りれますが、テレロンの場合はそれ以外にキャッシュカードや公共料金の領収書等が必要となります。 利用限度額の上限もテレロンの方が低く設定されます。 これは、本人確認の難しさと、融資と同時に契約書を取り交わす事ができないという弱点がある為です。 お金を必要としている学生さんは、ほとんどの場合が今すぐに必要としている人がほとんどです。 金銭の貸し借りは、借用書などの契約書を取り交わし、引き換えに金銭を交付する事が大前提です。 しかし、テレロンの場合はそれができません。 だからといって契約書を郵送し、記入して送ってもらってからの融資では一週間以上かかってしまいます。 そこで、学生ローンでは学生証や免許証などをメールで送ってもらい、身分証を受け取った時点で融資を実行しているのです。 その時点では契約書も受け取っておらず、リスキーな契約である事から、どうしても初回の限度額は抑えざるをえないのです。 一部の学生ローンで、テレロンを扱っていない一番の大きな理由はこのあたりが原因です。 したがって、来店が可能な人はできるかぎり店頭で申し込んだ方が有利といえます。 ●郵便物や銀行口座管理の注意点 初回申込みがテレロンの場合、郵便物が自宅に送付されます。 一人暮らしなら問題ありませんが、親と同居の場合は気になる人も多いことでしょう。 個人名での郵送も可能ですが、勝手に封筒を開封してしまうような親だと心配です。 来店申込みならその心配はありません。 それともう一つ、銀行口座の管理を親が管理している場合、通帳を記帳すると振り込みをした相手、つまり学生ローンの会社名が出てしまいます。 お金が振り込まれているわけですから、当然親も不審に思いますよね。 ネットで会社名を検索すれば、すぐに相手が学生ローンだという事はバレてしまいます。 当然、親から「この会社は何だ?」と追及されることになります。 こうなると言い逃れはもうできません。 実は借りたんだという事を白状しなければなりません。 場合によっては親がその学生ローンに電話で問い合わせるでしょう。 学生ローンでは基本的に本人以外の第三者に対して情報を開示する事はありませんが、相手が親の場合は利害関係がありますので、そうはいきません。 親かどうかの確認をし、電話の相手が親だと確認がとれれば情報は開示します。 学生ローンでは親からの要請があった場合、与信限度額をゼロにして、今後の融資を止める場合があります。 そうなると、その学生ローンでは今後返済のみとなり、返済以外の取引ができなくなります。 もちろん、その処置はその学生ローン1社みの限定的な処置ですので、他の学生ローンでは借りれます。 しかし、もうすでに親御さんはまたいつあなたが学生ローンでお金を借りるかと目を光らせますので、また見つかってしまう可能性が出てきます。 もし、次見つかったら二度と信用してもらう事は不可能でしょう。 通帳の管理は、くれぐれも自分で行うようにして下さい。